2004年 8月 6日(金)

裸のルーティーン・ワーク見つかる

先日、ついに、見つかってしまいました。
僕の裸のルーティーン・ワークを。

いつものごとく、暑い夏に合理的なライフスタイルで、誰もができるルーティーン・ワークをパンツ一丁でまじめにやっていると、突然、後ろのドアがガラッと開いた。
驚いて振り返るとそこにいるのはK君。

「何やってるんですか!?」

何故か動揺している様子のK君。
パンツ一丁でPCに黙々と向かう、そんな姿を見られた僕も当然ドッキリのはずなんだけど、何故かK君のほうが僕よりずっと動揺している様子。
まぁ、K君にしてみれば、サーバー室のドアを開けたその先に、裸の男が一人PCに向かって作業をしている光景なんて想像もしてなかったんでしょう。

K君の混乱した頭を冷静に静めるため、僕は、今の状況を説明してあげました。

「夏は暑い。だから冷房をつける。でもそうすると都市の気温はますます上がる。文明の進歩なんて言って人間は自然を支配したつもりでいるかもしれないけど、決してそんなことはないんだ。そんな驕り高ぶった人間は必ず自然のしっぺ返しをくらう。それのひとつが今言った都市の温暖化の袋小路。ヒートアイランド現象。それを解決するためにはどうすればいいか? 偉い人たちが色々考えている。でも、そのお偉いさんとやらの格好は? スーツにネクタイ? オイ、オイ、オイ、オイ、オイッ!! そんな無意味な格好が、無駄な冷房を要求し、ヒートアイランド現象に無制限の拍車をかけるんじゃないのかい? キミは今、僕のこのパンツ一丁の格好を見て、コイツ頭おかしいんじゃないか、と思ったかもしれない。でもね、実際、クーラーの効いた部屋で上着を着て環境問題について話すお偉いさんや、キミのその今の格好のほうが、暑い夏の中では、よっぽど滑稽なんだよ、本当は。
 『常識』という名の無根拠である意味便利な省思考代替装置によりかかることによりハブられないだろうと推察し行動するエゴイスティックな本能のなすがままなキミは、ある日そんな自分に気づいて、自身の理性の欠如を嘆くかもしれないが、今キミがここに生き延びているのはそのエゴ本能のオカゲであることもまた間違いないんで、それを全否定することはもちろんできない。とはいうものの、今までキミを生き長らえさせてきたそのエゴ本能が決して万能ではないことは、現代の社会が抱える様々な問題を見ても、すぐにわかることだろう。
 その本能と理性のギャップ。そのギャップは今のキミの格好と僕の格好との間にまさにある。服を着たキミと裸の僕。服を着たキミが理性で、裸の僕が本能、……では、もちろんない。逆だ。真実は、本能に従い為すがまま服を着させられているキミと、理性により裸を選択している僕だ。
 冷房-温暖化-冷房-温暖化…、この袋小路を抜け出すためのカギが、パンツ一丁なんだ。
 もったいぶらずに答えを言おう。
 水着。これが答えだ。
 暑い夏には水着を着て仕事をすればいい。そうすれば、どれほどヒートアイランド現象を抑制できることか。暑苦しいカッコで頭を悩ませてるなんて時間の無駄。水着を着て仕事をすれば冷房に使うエネルギーを節約することができる。それでも暑ければ屋上に子供用のビニールプールでも置いて浸かれば気持ちいいさ。」

「でも、そうすると、仕事としてのケジメがつかない気がするんですが…。」

「わかった。じゃ、こうしよう。ネクタイは着用する。これなら仕事としてのケジメがつくだろ。水着にネクタイ。これでどーよ?」

「・・・」


理性と本能のギャップを埋めることは、そう容易ではないらしい。

モエドール出禁じょにぃでっぷりん [2004年08月06日 12:20] | コメント (0) | Edit
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