2004年 6月 22日(火)

[ Pride ]

桜庭と吉田とプロレスと…

PRIDE GP 2004 2nd ROUND が先日、埼玉スーパーアリーナで行われました。
そのグランプリのトーナメントとは全く無関係に、興行論的必要性から組まれた2つのカード。
吉田の試合。
そして桜庭の試合。
同じ興行的必要性から組まれたというカードでありながら、
まったく対称的なこれらの試合。
徒然に書いてみました。

PRIDE GP 2004 2nd ROUND
第1試合 ワンマッチ 1R10分/2,3R5分
○桜庭和志(日本/高田道場)
×ニーノ・“エルビス”・シェンブリ(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー)
判定3-0
http://www.boutreview.com/data/reports/040620pride-gp.html

桜庭が勝ちました。
でも、なんか、勝った、やったー、という感じではなくて、
結果として、事実としては、勝ったんだけど、
でも、なんか、負けた、ような、みたいな感じの、意気消沈するような感覚が
なんか、あります。

で、これは、試合前に心配してたように、
ま、結局、その通りになってしまった、という、
そういうような、こと、なんだけど。
http://8ch.cx/fight/archives/000001.html#7
だから、試合が終わっての感想も、試合が始まる前に、
ある意味、言ってしまってるわけで。

まぁ、残念、ていう、感じはありますが。


自分の気持ちをうまく言えない、ま、それはいつものことなんだけど。


とりあえず、桜庭から吉田のほうに目を移しましょう。


第5試合 ワンマッチ 1R10分/2,3R5分
○吉田秀彦(日本/吉田道場)※4点膝蹴り受諾
×マーク・ハント(ニュージーランド/リバプール・キックボクシングジム)
1R 5'25" 腕ひしぎ十字固め

吉田、勝った!! さすが、強い!!
・・・なんてことは、言わなくて。

この試合って、ヤオ?? ガチ???
・・・なんてことも、今さら、バカらしいから、言わなくて。

勝った吉田を見て思ったのは桜庭のこと。

片やケツの決まった試合で賞賛を浴び、
片やガチの世界で全力を尽くしたものの、力及ばず、厳しい(?)評価。
まぁ、ガチの世界は厳しいのが当たり前だから、評価が厳しくても普通で、当然で、
同情するほうが間違いなのかもしれないけど、
だから、
吉田が居なくてね、桜庭がダメなだけなら、桜庭ダメだなー、って
素直に思っていられるんだけど、吉田を見ちゃうと、
「オイオイ、ズルイよ」
って、気持ちが出てきちゃう。

こんな気持ちが出てきちゃうようでは、
「ヤオ・ガチすべてを超えたものがプロレスだ」
っていう、大きな意味でのプロレスファンとしては、甘い、つーか、
ダメなんでしょうか?

でも、ね、僕だって、特に、メチャクチャ桜庭ファンてわけではないと思うんだけど、
でも、吉田のニヤケた顔を見てると、「不条理」って言葉が、ね、感覚が、ね、してしまうよ。

今回のPRIDEでケツの決まった試合をしてるのは、吉田だけじゃなくて、
小川も、ケツの決まった試合をしている。
でも、小川に対しては、吉田に対して感じるような「ズルイ」って気持ちは、起こってこない。

この、小川と吉田の違い、って、なんだろう?

って、ちょっと考えてみて、
で、その違いがどこにあるか、っていうのは、
小川が「プロレスラー」であるってことなんだな、って思った。

小川も元々は柔道家。
その点においては吉田と同じ。
でも違うのは、今現在のプロレスに対する意識。

なんだかんだ言って、今や小川は「プロレスラー」なんだろう。
特に、今回、PRIDEに上がっている小川を見ると、
「プロレスラー」として上がっているのを感じさせられる。

一方、吉田は?
小川がケツの決まった試合の中で、小川なりに、それなりに、プロレス的闘いをしようとしているのに対して、
・・・吉田は?

悪い言い方をすれば、吉田は、プロレスを舐めてる。
って、いうか、自分がやってることに対して、プロレスだって意識は全くないからなんだろうし、
プロレスの価値をわかっていない。
どうせケツが決まった八百長なんだから、っていう程度の意識なんじゃないでしょうか。
まぁ、それは、個人の、吉田の自由なんだけど、ね。結局のところは。

そういう意味で、同じ、ケツが決まったことをやっていながら、
小川の試合は、プロレス、と言えるものなんだろうけど、
吉田の試合は、プロレス、とは言いたくない、ね。


で、桜庭。


吉田がケツの決まった試合でも、それに対して単なるガチ以上の思いをもってやるなら、
そのヤオは誇りをもっていいものなのかもしれないし、
それはヤオとは呼べない。
プロレスと言ってもいいでしょう。

でも、今の、吉田のニヤケタ顔の中に、「プロレス」は見えない。

「ガチ」という「『本来のプロレス』とは違う世界」の中で、
無謀に挑み、負けつづける高田こそが「真のプロレス」だと僕は思うし、
その高田の苦しみに近づきつつある今の桜庭だからこそ、
今まで僕たちが見たことの無い「プロレス」を
もしかしたら、これから、かいま見せてくれるかもしれない、
と、
わずかしかない可能性に期待をかけて思う。

あきらっち [2004年06月22日 00:46] | コメント (1) | Edit
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『 桜庭と吉田とプロレスと… 』 へのコメント
1 名前:BlogPetの「Al Pacino」 :2005/02/16(水) 00:44:09 ID:uLBep2wE

きょうAl PacinoがAl Pacinoは埼玉までカードっぽい興行するはずだったみたい。
そして桜庭まで徒然に興行するつもりだった?